サステナビリティ
技術革新:妥協のない品質向上への鍵
メゾン マムは1827年の創業以来、シャンパーニュ造りの技術革新を推し進めてきました。創業当時、メゾン マムは圧搾機をブドウ畑に設置した最初の業者となりました。これにより、ブドウ畑で収穫直後に圧搾を行い、最高品質の搾汁を得ることができるようになりました。新しいものを求めるマムのビジョンは、2代目当主ジョルジュ・エルマン・マムの理念「Only the Best~最高のシャンパーニュだけを~」に表される、品質を求める妥協のない精神に根差しています。
エクセレンスを追求するメゾン マムの歴史は、ピノ・ノワールで有名なグラン クリュであるヴェルゼネのモンターニュ ド ランスに始まります。この地で200年近くもの間、メゾン マムはピノ・ノワールの本質を明らかにする新たな手法を追求し続けてきました。そのパワフルでリッチな果実味は、メゾン独特のスタイルを表現しています。
メゾン マムのブドウ畑
メゾン マムが200年の歴史の中で取得してきたたブドウ畑のうち98%は、最高品質を示すエシェル デ クリュ等級となっています。またメゾン マムの所有する218ヘクタールのうち78%はピノ・ノワール畑です。
メゾン マムは、多様な生物が生息することを尊重し、環境負荷を軽減することで、優れたブドウが収穫できるよう土地を大切に育てています。
卓越したブドウには卓越したケアが必要
シャンパーニュ地方では2025年までに化学除草剤の使用を止めることを目標にしていますが、メゾン マムはすでにそれを実行した最初のシャンパーニュ ハウスの1つであり、2020年初めに自社の区画で除草剤ゼロの方針を実施しました。
さらに2016年には、メゾン マムのブドウ畑の100%が、「シャンパーニュ地方における持続可能なブドウ栽培」および「高い環境価値」の二重認定を受けました。また、メゾン マムのブドウ畑は品質安全環境(QSE)基準にも適合しています。これらの認定は、環境と土地、生物多様性だけでなく、従業員の安全と健康をも考慮したものです。
技術の進歩
人と自然に有益な新たなアプローチを切り拓く
除草剤をなくし、ブドウ畑で働く従業員の労働環境を改善するため、メゾン マムは、ランス地方のスタートアップ企業Vitibot(ヴィティボット)社が開発したロボットBakus(バクス)を導入した最初のシャンパーニュ ハウスです。Bakusはブドウ栽培を支援し、特に肉体労働である雑草取りに役立っています。
メゾンでは、環境負荷を低減するために、栽培方法や機械化など工夫を凝らしています。例えば環境に優しい肥料、代替の処置方法、限定散布、電動トリミングトロリーなどです。
メゾン マムは、シャンパーニュで初めて電気透析によるワイン安定化に投資を行い、この目的のために最近、新しい大桶室用の機器を導入しました。この投資は環境への取り組みにも整合しており、省エネ効果は約85%となっています。
熟練の専門知識を共有する
スキル、実践、革新技術をパートナーと従業員とで分かち合う
メゾン マムは、パートナーであるブドウ農家と密接に協力し合い、専門組織を設置して、環境認定を獲得するなどのサステナブルなブドウ栽培への移行を支援しています。
メゾン マムの従業員を対象とした「Grande Matinale de l’Oenologie」などの社内活動は、環境に配慮した最良の方法を教育し、意識を高めると同時に、自然とのつながりを促進することを目的としています。
